2024-09-22

リハビリテーションの専門職である言語聴覚士になるには

話す、聞く、食べる事に関する障害を抱えている人を支える、リハビリテーションの専門職である言語聴覚士には、どうすればなれるのでしょうか。まず、言語聴覚士は国家資格です。この資格を受験するには、いくつかのルートがあります。言語聴覚士になるには、高校を卒業後、文部科学大臣指定の3~4年制の大学・短大を卒業して、言語聴覚士の受験を受けて合格することです。それ以外にも、都道府県知事指定の、3~4年制の専修学校である言語聴覚士養成所を卒業する方法があります。また、養成課程がない大学を卒業し、その後指定された大学や大学院の専攻科を卒業するか、専修学校を卒業する方法もあります。最短で言語聴覚士を目指すのであれば3年制の学校、言語聴覚士になる為の幅広い知識を習得したければ、4年制の学校を選択します。言語聴覚士養成施設で学ぶことを選択した場合、医学的知識だけではなく、人間の心について学ぶ、認知科学や心理学を学ぶことができます。また、教育や社会福祉、言語学や音声学などの科目を学ぶことができます。言語聴覚士は、他のリハビリ系と同様、実習に重点を置き演習や病院などでの臨床実習も多いのが特徴です。そして資格取得後は、医療関係で働くだけではなく、特別養護老人ホームやデイサービス、障害者福祉施設など多岐にわたります。病院もリハビリテーション科だけに限らず、小児科や口腔外科、耳鼻科や神経内科、脳外科など幅広い科で活躍します。