2024-09-22

4つの言語聴覚士に必要なスキルについて

言語聴覚士に必要とされるスキルには、4つのスキルが挙げられます。まずは「コミュニケーションスキル」です。子供から高齢者まで患者の年齢層は幅広く、その1人ひとりと信頼関係を築くためには、それぞれに合わせた対応が求められます。症状や不安な気持ちを共有し、サポートすることが必要です。そのためにも、高いコミュニケーションスキルを持っていると、仕事に役立てられるでしょう。2つめは「向上心」です。現在はまだ言語聴覚士の需要に供給が追い付いていない状況ですが、今後人数が増えれば就職先や転職先を探すのが困難になります。また、働き始めてみると学校で学んできた技術や知識だけでは足りず、勉強しなければならないことも出てくるでしょう。そのような時に、向上心を持ってスキルアップのために勉強したり、積極的に臨床経験を重ねていかなくてはなりません。3つめに挙げるのは「言語聴覚療法以外の経験や知識」です。コミュニケーションスキルが求められるように、言語聴覚療法についての専門的な知識だけでは仕事で役立つことは難しいです。患者に落ち着いてリハビリに取り組んでもらえるように心理学を学んだり、子供と接するために小児の教育に関する知識を学ぶなど、幅広い経験や知識を持っていると良いでしょう。4つめは「観察力」です。言語聴覚士を必要とする患者の中には、上手く言葉で症状やきもちを伝えられない人もいます。そのためコミュニケーションを取りながら患者をよく観察し、表情など患者の小さな変化を見逃さないスキルも必要です。